こんにちは。双子育児に奮闘中の「はづきママ」です。
「今日、手術になります」って言われた瞬間、頭の中が真っ白になりました。
私の場合は35週0日(月曜日)。朝はいつも通りに起きて、横で見ながら朝ごはんを食べていました。「身体しんどいな〜」って思いながらも、母体と赤ちゃんに大きな問題がなければ38週で出産の予定。あと3週間あるのか〜って、家族ともLINEしていたくらいです。
正直、33週あたりの方が状態が悪くて「34週で出産になるかも」と思っていました。でも34週に入った頃から張りも少なくて、2人とも元気。「このまま7月生まれでいけるかも」って、ちょっとだけ未来を考えられる日が戻ってきていました。
大前提:帝王切開の判断や麻酔の選択は、週数・赤ちゃんの状態・母体の状態・病院の体制で変わります。この記事は医療の正解を断定するものではなく、「私の場合こうだった」という実体験の記録です。最終判断は必ず主治医・病院の説明が最優先でお願いします。
この記事でわかること
・35週0日、エコー→NSTで空気が変わって緊急帝王切開が決まるまで
・「何が決め手になったか」を“当日の流れ”で把握できる(医師の説明の受け取り方)
・手術が決まった瞬間に、親(ママ・パパ)がやること/聞くこと
・術後の夜にしんどかったポイント(痛み・確認・メンタル)
・この妊娠の全体像(切迫早産〜管理入院〜出産の流れ)
双子妊娠から出産までの流れ|切迫早産・管理入院・35週の緊急帝王切開(実体験)
・FGRと言われた後の“判断軸”の整理(不安が増えない情報の持ち方)
胎児発育不全(FGR)と言われたら|25〜35週の流れと判断軸(双子DD・実体験)
ここだけ結論:NSTで空気が変わって、そのまま即日帝王切開になった
あの日を一言で言うと、「朝は普通だったのに、NSTで空気が変わって、そのまま即日手術」でした。
- NST中に弟の心拍が110を3回くらい切った
- 弟の羊水量がギリギリだったことも重なった
- 35週0日という週数も踏まえて、緊急帝王切開の判断
「羊水量がギリギリ」と言われた時の確認法はこちらにまとめています。
朝のエコー:体重が増えていて、私は普通に喜んでた(でも「羊水ギリギリ」でNSTへ)
朝一でエコーをして、推定体重を言われました。
- 兄(右):2406g
- 弟(左):1551g
私はそこでめちゃくちゃ喜びました。「ちゃんと増えてる!」って。
ただ同時に、弟の羊水量がギリギリのラインと言われて、「じゃあNSTも見ようね」という流れに。ここまでは、私の中では“いつもの検査の延長”でした。
NST中:助産師さんの「採血しましょう」で、部屋の空気が変わった

部屋に戻ってNSTをしていると、途中で助産師さんが来て「採血しましょう」と言いました。
さらに「パパ、連絡つく?」と聞かれた瞬間、私は嫌な予感がしました。
前日のNSTまではすごく元気だったのに、この日はお腹の張りがあった後に、弟の心拍が110を3回くらい切っていたみたいでした。そこに羊水量(ギリギリ)が重なって、緊急帝王切開の判断になりました。
同じ時期にFGRの説明を受けて「何を基準に見ればいい?」と迷った話は、ここに整理しています。
胎児発育不全と言われたら最初にやること|不安を増やさない情報整理と質問リスト(実体験)
原因については「これ」と断定できるものではなく、先生からも「何とも言えない」という説明でした。ただ私がその場で理解したのは、**“いま出ているサインを見逃さない”**ということでした。
※出産後の病理検査で分かったのですが、弟の胎盤の大きさが兄の3分の1しかないことが原因ではないかとのことでした。ただ、それ以上詳しい原因はわかりませんとのことです。
パパに来てもらって一番助かったのは「説明を一緒に聞いて、状況を整理してくれたこと」
このあとの説明は、情報量が多くて、私は正直、全部を飲み込める状態じゃなかったです。
だからパパに来てもらって、医師の説明を一緒に聞いてもらえたことが、いちばん助かりました。
「いま何が起きてるのか」「何がリスクで」「次に何が決まってるのか」。パパが横で聞いて、あとから短く整理してくれたことで、私の頭がパンクせずに済みました。
「血小板」が少ない:部分麻酔か全身麻酔か、麻酔科が判断する
この日いちばんの問題が血小板でした。値次第で「部分麻酔(脊髄麻酔)」になるか「全身麻酔」になるかを麻酔科が判断する、と説明されました。
赤ちゃんたちのことを考えると、私の気持ちは「できる限り全身麻酔は避けたい」。でも、そこは気持ちだけでは決められない。
弟がNSTで元気だったこともあって、「血小板を輸血してから再採血して、値を確認してから判断しよう」という流れになりました。
血小板の輸血:黄色いパックにびっくり/8.7万→8.9万(でも“時間差”がある)
血小板の輸血パックが黄色くて、私はそれにびっくりしました。
朝の血小板は8.7万、輸血後は8.9万。ただ「輸血してから3時間くらいは全身に回るまで時間がかかる」と説明がありました。最終的に部分麻酔(脊髄麻酔)で決行が決まりました。血小板・麻酔・出血の不安の整理はこちらにまとめています。
地味にいちばん痛かった:ルート確保。3回試して、手の甲になった
腕に2本ルート(輸血用と点滴用)を取る予定でした。でも私の血管が細いからか、点滴用の細い針がなかなか入らず、3回試して最終的に手の甲になりました。
右腕は青あざがすごくて、採血もこの日3回。左腕も青あざと腫れが痛かったです。正直、背中の麻酔より、ルート確保の方がつらかったです。
手術室へ:脊髄麻酔は「チクッ」くらい。足からじわ〜っと温かくなる
手術室に移動して、脊髄麻酔。私は緊張と恐怖で身体がガタガタ震えていました。でも看護師さんや助産師さん、麻酔科の先生が寄り添ってくれて、少しずつ落ち着きを取り戻せました。
脊髄麻酔は「チクッ」くらいで、想像より全然痛くなかったです。注入されてから、足元から**じわ〜**っと温かくなっていく感じがありました。
「始まった」が分からないくらい、痛みも感覚もなく手術が進んでいた
麻酔は肋骨あたりまで効いていて、「いま始まりました」の合図が分からないくらいでした。先生たちが普通に会話しながらヌルッと始まっていて、「え、もう始まってる?」って思ったのを覚えています(笑)
15:00頃に開始して、15:11に兄、15:13に弟。私の処置まで含めても16:00頃には手術が終わっていて、体感は一瞬でした。
出生体重は、
- 兄:2040g
- 弟:1230g
生まれた直後:2人とも泣いてくれた。弟は取り出す前から泣いてたらしい
兄も弟も、生まれてすぐ元気な産声を上げてくれました。弟は「取り出す前から泣いてたみたい」と言われて、みんなに「元気やね」って言われていました。
2人とも元気だったので、処置が終わったら私の顔の横に連れてきてくれて、触らせてもらって、写真も撮ってくれました。あれは本当にありがたかったです。
弟は小さいのにお目目ぱっちりで可愛くてびっくり。私は心の中で「パパに似てるかも」と思いました(笑)
兄は目が閉じていて少しむくんで見えて、弟と顔が全然似てない!と感じました(双子でもこうなんだ…って、ここで初めて実感しました)。
呼吸のこと:大きい兄は少しサポート、小さい弟は自発呼吸
大きい兄は少し呼吸のサポートが必要でした。でも小さい弟は自発呼吸していて、「強いなぁ…」と思いました。
先生から「お腹の中で過酷な状態で過ごしてた子の方が、呼吸が安定してることはよくある」と説明があり、私はそこで少し腑に落ちました。
弟は羊水量が少なく、子宮内でベタッとなっていたみたいで、「今日のお産は正解やったね」と言われました。兄と比べて弟のむくみが少なく見えて、「羊水少なかったんやろな…」と実感しました。
それと、土日じゃなくて、小児科を含めてスタッフが揃っている平日(しかも月曜日)だったのは、あとから思っても本当に良いタイミングでした。
術後の夜:確認が続く。痛みは切開より“後陣痛”がつらかった
手術後は部屋に戻って、子宮収縮・血圧・体温・出血の確認とナプキン交換が、15分〜1時間単位で夜中まで続きました。
私は緊張と「これから痛くなる恐怖」で、寒くないのに震えが止まりませんでした。
麻酔が切れるのが思ったより早く、両足は4時間後くらいには動かせるようになっていました。痛みは切開部分のズキズキよりも、**後陣痛(重い生理痛みたいな痛み)**がきつかったです。
痛み止めの点滴が「効きが弱い…」と思っていたら、まさかのバルブが閉まっていたことが発覚(笑)通りで痛いと思った…って、痛いのに笑うしかなかったです。
ナプキン交換で身体を左右に倒すのが地獄の痛さで、「これが一晩続くのか…」って思いました。汗でベトベトになって、「昨日シャワー入っとけばよかった…」って地味に後悔もしました。
パパの動き:18時にNICUへ。医師の話を聞いて、私に短くまとめてくれた
パパは18時くらいにNICUへ行って、小児科の先生から話を聞いてきました。主に「小さい弟のリスク」の話が多かったみたいです。
術後の私は身体もしんどくて、情報を受け止める余裕が少なかったので、パパが医師の話を聞いて、私に短くまとめてくれたのが本当に助かりました。
この日のタイムライン(メモ)
この日の前後も含めた全体の流れは、こちらにまとめています。
双子妊娠から出産までの流れ|切迫早産・管理入院・35週の緊急帝王切開(実体験)
細かい流れを残しておきます(あとから見返したい人向け)。
- 09:50 エコー
- 10:20 NST開始
- 10:40 採血&パパへ連絡するように言われる
- 10:45 パパへ連絡
- 11:00 医師からパパへ説明
- 11:05 手術の準備開始
- 11:15 分娩室へ移動
- 12:30 パパ到着
- 13:20 血小板の輸血開始
- 14:00 輸血後の採血
- 14:35 脊髄麻酔で決行が決定
- 14:40 手術室へ移動
- 14:45 脊髄麻酔
- 15:00 手術開始
- 15:11 兄 誕生(2040g)
- 15:13 弟 誕生(1230g)
- 15:50 術後用のお腹のブロック麻酔
- 16:00 手術終了
- 16:20 部屋へ戻る
- 18:00 パパ NICU
- 19:30 飲水許可、ロキソニン・点滴開始
- 23:00 抗生剤点滴
まとめ
- 朝は普通だったのに、NSTで空気が変わって即日帝王切開になった
- トリガーは「張りの後に弟の心拍が110を3回ほど下回った」+羊水量がギリギリ
- 血小板が分岐点で、輸血→再採血→脊髄麻酔で決行
- パパに医師の説明を聞いてもらい、状況を整理してもらえたのが一番助かった
- 術後の痛みは切開より後陣痛がつらく、夜は確認が続いた
手術後のNICU・GCU1ヶ月の実体験はこちらにまとめています。