こんにちは。双子育児の記録を書いている「はづきママ」です。

双子の食事は、単純に「2倍」と書きたくないほど大変な日々があります。離乳食から幼児食、そして今の保育園時代に至るまで、消費スピードと作り続ける手間は、想像していたよりずっと別次元でした。

本記事は、レシピを紹介する記事ではなく、双子家庭の「食事の運用思想」を実体験で書き残した記録です。我が家がたどり着いた1週間まとめ作り中心の運用と、その背景にある考え方をまとめます。

※大事な前提:本記事は1ケースの記録で、すべてのご家庭に当てはまるベストな方法を提案するものではありません。

ハイチェアに座った双子に、ママがごはんをあげる水彩イラスト

双子の食事は「2倍」じゃなく「別次元」

双子育児を始めて、食事の段階に入ってから強く感じたことがあります。それは、「2倍」という言葉では足りない、ということでした。

ミルクの頃から消費スピードは1人分の2倍。でも、それは「量の話」です。離乳食、幼児食と進むにつれて、量だけでなく、好みの違い、味のこだわり、食べる速度、片付けの手間、すべてが掛け算で増えていきました。

「2倍じゃなく別次元」——これは、双子の食事を担当してみて、我が家が実感としてたどり着いた言葉です。「2倍頑張ればいい」のではなく「いままでとはまったく違うリズムで回る」と捉え直さないとついていけなかった時期がありました。

「別次元」という言葉は大げさに聞こえるかもしれません。でも、双子家庭で食事を担当している方なら、なんとなくこの感覚を分かってもらえる気がします。

我が家の方針:献立カレンダー型を捨てた判断

離乳食を始めた頃、最初は「1日ごとに違うメニュー」を作る献立カレンダー型をイメージしていました。世の中の離乳食本や食育サイトでは、月齢に応じた献立例が並んでいて、それを真似する形が定番です。

でも、双子の場合、その方式が早々に立ち行かなくなりました。理由はシンプルで、「献立カレンダー型では別次元の消費に追いつかない」からです。

毎日違うメニューを少量ずつ用意していては、食材も時間も体力も足りない。双子分を毎日違うものでまかなおうとすると、調理時間が単純に倍以上かかります。さらに、好みが違う兄弟が並ぶと、片方が食べない場面も発生して、せっかく作った分が余る。

そこで我が家がたどり着いたのが、「献立カレンダー型を捨てて、週単位で考える」という方針でした。1日ごとに違うものを用意するのではなく、1週間分まとめて作って、それを何日かに分けて出していく。レシピ本にある「365日カレンダー」ではなく、自分たちのリズムで回せる週次サイクルに切り替えたんです。

まとめ作りで何が変わったか

献立カレンダー型を捨てて、まとめ作りに切り替えたことで、いくつか変わったことがあります。

ひとつは、「献立に頭を使う時間」が大幅に減ったこと。1日ごとに何を作るかを考える時間がなくなり、週末にまとめて「今週はこの素材とこの素材」と決めるだけになりました。

ふたつめは、レシピ本の使い方が変わったこと。我が家では「365日真似するだけ離乳食」という本を購入していましたが、献立は真似しませんでした。日々の献立は真似せず、レシピだけ参考にする、という割り切った使い方です。

理由はシンプルで、「献立は毎日変える前提」のレシピ本と、「1週間分まとめ作り」のうちの運用は相性が悪いから。だから本そのものは活用しつつ、献立カレンダー部分は捨てる、という決断でした。1週間で同じ料理が何度か並ぶ我が家のリズムには、その方が合っていたんです。

1週間分の作り置きをフリーザーバッグや保存容器に小分けして冷凍する水彩イラスト

兄弟の味覚差は前提として受け入れる

双子と言っても、兄と弟で味覚は全く違いました。具体的なエピソード(兄のベビーフード嫌い・弟の出汁こだわり・市販だしを受けつけなかった話)は、双子なのに食べ方が全然違う(実体験)でまとめています。

本記事では、その差を運用としてどう受け止めたか、という思想だけ書きます。我が家の場合は、「兄弟差は前提として受け入れる」「同じ味付けに揃えようとしない」を最初から方針にしていました。

ツールは「献立はずらす・レシピだけ拾う」発想で使う

レシピ本やアプリは、双子家庭でも便利です。ただ、使い方を1段階ずらしておくと、よりラクになります。

我が家がよく使っていたのが、MENEW(ミーニュー)というアプリでした。「親子両方が食べられるレシピ」の専用カテゴリがあって、双子分+大人2人分を同時にまかなえる献立を拾いやすかったんです。ここでは「ツールの使い方の思想」だけ書きます。

ポイントは、ツールが提供する「日々の献立カレンダー」を真似しないこと。代わりに、ツールの中から「我が家の週次サイクルに合うレシピ」だけを拾う。献立はずらして、レシピだけ拾う、という発想です。

これは離乳食本でもアプリでも同じで、「ツールに自分のリズムを合わせる」のではなく、「自分のリズムに合うものだけツールから拾う」感覚に近いです。双子家庭の食事は、ツールに振り回されると消耗が一気に増えるので、ここは意識的に切り分けてきました。

作っても作ってもなくなる日々をどう乗り切ったか

正直に書くと、離乳食〜幼児食の時期は、作っても作ってもなくなる日々でした。

週末にまとめて作って、フリーザーバッグに分けて冷凍する。そして月曜から順番に出していく。それでも、双子分の消費スピードは別次元で、気がつくとストックが空になっている。「また作らないと」と週半ばで思い直す、その繰り返しでした。別次元の消費スピードに乗り続ける日々、というのが正直な表現に近いです。

ここからは、読んでくださっている方それぞれに向けて書きます。

手作りを中心に頑張っている方へ。双子分を手作りで回すのは、本当に大変な日々だと思います。週末の作り置きで疲れ切る、平日も追加で作り続ける、それでもなくなる。続けていることそのものに、子どもへの愛情があふれていると感じます。

ベビーフードを活用している方へ。ベビーフードを使うのは「手作りの代わり」ではなく、それ自体がひとつの選択です。双子家庭で消費スピードに合わせて回すなら、市販品の活用は理にかなった運用です。私自身、手作りで疲れた日はベビーフードに頼ったこともあります。

サポートが少ない環境の方へ。実家が遠い、夫婦のどちらかしか動けない、シングル家庭、それぞれに事情はあります。「双子家庭の食事はサポートを組み合わせて回す」を前提にできないご家庭でも、なんとか日々を乗り切っている方がたくさんいらっしゃると思います。本当にお疲れさまです。

保育園給食で消費スピードが落ち着いた現在

2026年4月に双子が保育園に通い始めてから、食事の風景が大きく変わりました。

保育園では昼食と午後のおやつが給食として出るので、家での昼食の準備が免除されました。朝食はかなり固定化されていて、ある程度パターンが決まっています。結果、「夜ご飯だけ作ればよい」状態に近づいて、消費スピードが落ち着きました。

ただし、よく食べる兄弟なので、作る量・回数は依然として多めです。「消費スピードが完全に落ち着いた」というよりは「ピーク時の異常な感覚から、何とか手の届く範囲に戻った」というのが正直なところです。

これから双子の食事を始める方へ

最後に、これから双子の離乳食〜幼児食を始める方へ。

本記事で書いた「献立カレンダーを捨てる」「週単位で考える」「ツールはずらして使う」「兄弟差は前提として受け入れる」、これらはどれも我が家の場合のやり方です。正解は1つではなく、ご家庭ごとに合う形は本当に違うと思います。

ただ、ひとつだけお伝えしたいのは、「2倍頑張れば足りる」と思って始めないでほしい、ということです。我が家にとっては別次元でした。最初からそれを前提に、ご自身のリズムで組み立てていけば、無理せず続けられる方法が見つかるはずです。

双子が自分でスプーンを持って、楽しそうにごはんを食べる食卓の水彩イラスト

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